遺言をすぐに書いてもらう

遺言をすぐに書いてもらう方法
自筆でよいので
とりあえず遺言を
書いてもらった方がいいです
というようなことを何度も
申し上げてきました
特に
- お子様のいないご夫婦、とか。
- 相続人の一部が行方不明だとか。
- どうしても相続させたくない
相続人がいるとか。
そうしたときは
後日の争いをさせるためにできれば
公正証書で遺言することをお勧めしますが
時間のないときは
自筆証書でも
ないより全然よいのです。
先日も
ないよりマシ、全然マシ と
力説したあとで
でもそんなことを私から頼めない。
まるで
死ぬことを前提にしているみたいで
本人も悲しむだろうし
イヤじゃないかと思う。
他の方法はないですか。
と言われました。
まあ、当たり前かもしれません。
他の方法ですが、これは
生前に贈与なり売買などによって
名義を移しておくとか
死因贈与の仮登記をしておくとかですが
いずれにしても
亡くなった後で困らないように
という措置であることは明白なので
遺言を書くように頼めない人は、同様に
これらの生前贈与・売買なども
切り出せないのでは?と思われます
既に余命宣告をされているので、と
お一人で、またはご夫婦お二人で
相談のため、おいでになることがあります
こうした場合は話が早いと言っては
本当に失礼ですが
亡くなる前提の話なので
生前贈与や、遺言書の作成について
率直な話し合いが可能です。
ご本人のお気持ち、また
遺産を遺される側のお気持ちは
いかばかりかと思いますが
間近に迫った死に先立って
配偶者に、遺すべきものを遺せた、という
ささやかな安心感は
得られたかもしれません。
まだご本人は動けるし
意識も全く正常な状態なので
こうしたことも問題なく可能でしたが
もし判断力があやしくなってきたり
さらには危篤状態だったとしたら
贈与どころか遺言も
ままならないわけです
さらに、そうなると
本人にその意思があったとしても
実際問題として書けません
(自筆が遺言の要件なので)
また、配偶者の方も
死の床にある相方に向かって
遺言書を作って、と
口に出すことは難しいでしょう
そもそも、たぶん
それどころではないと思われます
※ 字が書けないような状態でも
意識さえはっきりしていれば
公証人は出張をしてくれるので
公正証書による遺言が
可能なこともあります。
(立会人が2人必要です。)
やはり、元気なうちに
話をしておくのがベストです
具合が悪くなったり
余命宣告を受けて弱っている配偶者に
遺言を!と迫るのは酷です
平穏なうちから雑談のように
世の中何があるかわからないのだから
何かがあっても大丈夫なように
しておきたい、とさりげなく
会話をしておくのがよいです。
ですが
この決め台詞さえあれば
即、遺言を書いてもらえる
というような便利な一言はありません。
事情を率直に話して
理解を求めるしかないのではないでしょうか
いつか遠い未来にあなたが亡くなった後で
私は不器用で世事に疎いから
お義兄さんやお義姉さんに
迷惑をかけることになると申し訳ないと思う
あなたを悲しませることになるかもしれない
だから今のうちに
何とかしておいた方がよいかと思う
私たちには子どもがないのだから
一番簡単なのは
公証役場で遺言の作成をしておくことらしい
詳しいことがわからないので一度
話を聞きに行ったらどうかと思うが
どうだろう?
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