こんな決済あんな決済#1

こんな決済・あんな決済 その1

 

まさかね。

土地を買うのに、なんと
お金をもってきてない

 

不動産の決済は、ざっくり言うと
残代金と引換に、司法書士が
登記書類等一式を預かることです

決済日には、不備や不足のないように、
各当事者は細心の注意をもって臨みます

司法書士は、当たり前ですが、禊(みそぎ)をして(斎戒沐浴をして)臨まなければなりません。なんと!

つまり、その日までに各自それぞれ、
完了しておかなければならない作業がいろいろとあります

 

決済の準備とは

 

まずは仲介業者さん

・当事者全員のスケジュール調整

これがまた一度でもやったことがある人はわかりますが、全員の予定を調整するのは、本当に大変です。

全員がフルタイムの仕事をしていたりすると悲惨です

こちらも都合の良い日をピックアップしてくれと言われますがそれを何日も空けたままにして他の方のスケジュールが決まるのを待っているのは結構たいへんです

 

・決済場所(銀行など)の場所の確保
場所の予約が必要なことがあります 近頃では、場所を貸してくれない銀行も増えました

・最終残金その他未収の手数料・仲介手数料の案内

・決済代金の授受方法の検討(現金なのか振り込みなのか預金小切手なのか等)

・売主側の条件(草刈りとか残置物の撤去など)がクリアしているかどうかを現場にて確認する

 

売主はこれをする

・物件の引き渡しに備えて、契約に従って、草を刈るとか、建物あれば、残置物の撤去および清掃など

・ガス電気水道の清算 他にも何か売却についての条件があれば、その状況の確認

・登記必要書類の取得(権利証や実印を貸し金庫から取り出しておくなど)印鑑証明書を取得する 実印が考えているものと相違していないか確認 本人確認書類の有効期限が切れてないかチェック

・売却代金の持ち帰りの方法の検討

 

買主はこれをする

・決済代金の準備 (現金・振り込み・預金小切手など)

・登記必要書類の取得

・火災保険の段取り(仲介業者がやってくれることが多いがやってくれないこともある)

・鍵の交換の段取り

・リフォームの段取り

・すぐに引っ越しをするならその手配

 

司法書士はこんな感じ

・当事者に押印してもらう書類の作成

・ともかく当日中に登記の申請ができるように準備

・立会場所までの交通機関のチェック

・登記費用のお釣りの準備

 

 

これ以外にもそれぞれ役割に応じて、準備を行います

遠方から足を運ぶ人もいて、
その決済で問題なくすべてが完了するように
取引が安全に滞りなく済むようにと
皆、心を砕きます

 

ほとんどの場合、仲介業者さんがが
決済立会の段取りをしてくれるため、
優秀な業者さんがついていてくれると、まあ
大船に乗った気持ちでいられます
本当にお世話になります。ありがとうございます

当事者全員のスケジュール調整からして大変な仕事なのですが毎回毎回頭が下がる思いです

 

で、司法書士は、
直接売主買主に連絡することもありますが、
ほとんどは、仲介業者さんが中に入って、
書類の案内をしてくれます

 

当方の場合は、ファクスまたは、メールで
業者さんに必要書類リストをお送りし、
それをさらに、売主買主に連絡してもらう、という感じです。

 

仲介さんは、
当日必要な金額は全部でこれだけかかりますと
当事者に説明します

登記がいくら、仲介料がいくら、残金がいくら、固定資産税清算金がいくら、草刈り費用がいくら等々

現金であれば、できるだけ小分けにしてほしいので、詳細に説明することが多いようです

 

実際に決済の現場で、小分けの封筒が出てくると、
スムースにことが進むので本当にありがたいです。

かたや、必要金額が合計ひとかたまりで、
どーんとテーブルの載せられると、やはり、緊張が走ります

これを分けるのがけっこう、面倒で時間がかかったりするわけです

つまり、売買代金、登記費用、仲介手数料(4社くらい入っていたり)、固定資産税日割金、草刈り費用、地目変更等の調査士費用、等々、状況によってまちまちですが、そのように分けないと、決済は終了しません。

私はお釣りを持参しているので、優先的に受け取れます、また、このときに備えて小銭も携行しているので、税金の日割り金に対応し、喜ばれることが多いです 明らかに自慢ですが。

 

決済はこのように流れる

 

さて、各自がこのように心を砕いて立会に望んだというのに、ある日の決済が流れました

 

買主が残金を持参しなかったという。なんと!!!
にも関わらず、他の費用(登記料・仲介料など)は
きちんとご持参なさったそうです

 

買主さんは、
残金が必要だと言われなかったので、
「一体いつ、残金を支払うのだろう」と不思議に思いつつも、
敢えて、重い思いをすることもなかろう(全額現金で支払いの予定)ということで、
ご持参なさらなかったそうです。

 

一同、あんぐりと口をあいて、
次回の日取りを相談しました

 

仲介業者さんは、
電話で買主さんに諸費用の連絡をした際に、

そういえば、たしかに、残金を持ってきてとは言わなかった
と、反省しきり。

(だって決済なんだから、言うまでもないことでは?)

 

まあ、決済いろいろです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片岡 えり子

千葉県茂原市の司法書士・行政書士です。お客様の、本音のニーズに応えられるような仕事を展開したいと思っています。 ご実家の土地の相続登記が終わってない、ローンを完済しているのにその登記を行っていない、昔、親が買った隣の土地の名義を変えてない、という状況の方は、お気軽にご相談ください。司法書士経験20年超のプロが、問題を解決いたします。お問い合わせは全国対応の片岡えり子事務所までどうぞ。女性スタッフによる丁寧な説明ときめ細やかな対応に定評があります。