仲介業者が信用できない

仲介さんがどうしても信用できない

でも、物件が死ぬほど気に入ってしまった

どうしたらいいですか。

 

 

人間ですから、担当の人とどうしても馬が合わないというか、信用できない、この人から家を買おうという気がしないということもあるかもしれません。

でも、

どことは指摘できないけど、なんとなく挙動不審で、この人に「おまかせします」とは、とても言える気がしない。

 

でもそれなのに、どうしてもこの物件が気に入ってしまって、

 

いま、これを諦めたら次にまたこんな奇跡のような出会いが再びあろうとは思われない。

(惚れたってことですな)

 

 

要するに家に呼ばれた、というか、心底気に入ってしまったのですね。

ま、家もそこまで惚れ込まれたら本望でしょう。

 

さて。

 

不動産売買の常として、仲介業者を通したあとで今更、直接所有者から買うのはルール違反。その家を買うためには、その信用できない仲介業者を介さなくてはなりません。

 

どうします?

二択です。

 

A どうしても信用できないので、家を諦める

B 仲介業者の件は、運を天にまかせて、家を買う

 

二択です

 

どうします?

そこで潔くファイナルアンサーを出す前に、購入希望者側としては、まずできるだけのことをしたいのが人情。
こちらも無責任に最初からコイントスを
おすすめするわけにもいきません。

 

購入者側でチェックできること

  • 仲介業者の調査
  • 物件の調査
  • 契約書等の書類の精査

 

この3つを説明します

 

仲介業者を調査してみる

不動産業者としての信用度を調査するには、自治体に置かれている不動産業者の名簿を閲覧するという方法があります

これをみれば、過去の行政処分の有無がわかります

悪事を働いても処分されないこともままあるので、ここに行政処分が掲載されてないからOKというわけでもありません。ので、ご注意を!)

 

知り合いの不動産業者がいたら、その仲介業者の評判を尋ねてみる、のもアリです。

直接知らなくても面倒見の良い業者さんであれば、知っていそうな会社に聞いてくれることもあります。また、とんでもない悪徳業者であれば、その評判は地元であれば知れ渡るのに時間はかかりません。

 

ただ、その知り合いの業者さんが真実を語ってくれているかは別問題で、神のみぞ知る、ことではあります。

 

物件の調査

これは本来仲介業者の役目です。が、この場合、仲介業者が信用できないために行うものなので、自分で行います。市役所の管轄部署に行けば、いろいろとアドバイスがもらえたりします。けっこう、大変だと思いますが。

または、自分で他の業者を雇って調査してもらうとか。

 

契約内容を精査する

重要事項説明書と契約書を事前に(契約の前に)提供してもらいます。それを納得できるまで業者さんに説明してもらうなり、ネットで情報収集したり、それでも心配なようなら弁護士なり、信用できる他の宅建業者なり司法書士なりに、念入りなチェックをしてもらいます。言うまでもないことですが、最新の不動産全部事項証明書も確認します

 

ただ、万が一、虚偽の記載がされていたりしたら、この方法をもってしてもチェックすることはできません。

 

 

担当者が信用できない 

まず、不動産業をなのっているから必ずしもプロフェッショナルであるかどうかは、何とも言えません。看板を出している以上、不動産の専門家と思いたいですが。

知識も豊富で、宅地建物のこと以外にも税金や贈与のこと、はては相続の相談にものってくれる業者さんもいます。道路の関係を詳しく教えていただいて感激したことがあります。でも皆が皆、そういう人とは限りません。

当たり前ですが、先月始めたばかりの人と、20年も経験を積んだ人が同じレベルであるわけがありません。こればかりは、どのような仲介業者、担当者にあたるか、はとしか言いようがありません。

 

もうひとつ。

人間として信用できない、というのがあります

約束を守らない、これが代表的なものです

 

そして、約束を守れないレベルにもいろいろあって、

・10分も遅れてくるのに連絡ひとつない

これと

・雨戸を次回までに直しておくという話だったのに、
ああでもないこうでもないと、その場しのぎの嘘をつく

 

これは、けっこうレベルが異なります

 

話をしてるときに何となく挙動不審というのもあります

視線が定まらず、手が震えたり。手に持った筆記用具や資料を落とす、とか。

なれない大嘘をついているとこのようになったりしますが、ある種の病気でもこのような症状を起こします

 

 

故意なのか過誤なのか、仲介手数料の計算ミスをする(多い方へ)

次回までに調べておくという約束をすっかり忘れていてこちらから聞こうとすると、あれは大したことのないことだったご心配いらないです。といい加減(にしか聞こえない)ないきあたりばったりの言い逃れをする

 

単に仕事に慣れていない又は専門知識の不足に過ぎないのかもしれず、悪意があるとばかりも言えませんが、

金額の大きいものの仲介なのだから、
ここは、
悪意もなく間違いもなく、きちんとした仕事をしてもらいたいのは当たり前です。
仲介のプロフェッショナルと信じて、
その働きに対して、
決して安くはない仲介料を支払うわけです。

 

まだあります。

 

  • 約束の場所を間違える
  • そういえば、初対面のときに、こちらの目を見なかった。
  • ズボンのポケットに直にいれてあった汚れた名刺をくれたけど、これは、非常識なのではないか。

あとからあとから出てきます。

 

こうなってくると、どう考えても、この業者さんは、お客さんとの信頼関係の構築に失敗してしまってるわけです。

 

 

この相談者の方は、ここまで物件に惚れ込んでいなければ、この時点でさよならした、と思われます。

 

この人を信じてもいいのか

 

この人が信用できるのか、そうではないのかについては人によっていろいろな判断基準を持っていると思います。

 

初対面の印象であるとか、小物の管理(文房具や携帯電話)や衣服の選び方と手入れの状態、または言葉の選びかた、特に第三者に対する口の利き方、そして説明の巧拙、いろいろです。

 

ですが、結局のところ、人が特に重要視するのは、自分の第六感(直観)では、ないでしょうか。

 

直観とは?

このように。

会社の経歴にも疵(きず)はなさそう。許可番号も二桁で、それなりの実績があるのかとも思う。破綻しないで、何十年もやってきた、ということなのかもしれない。
でも、と、私の中の何かが、
この会社は怪しい!
この人を信じてはいけないと言う。
どこが悪いとは指摘できないけど、信用できない、と言っている。
これが直観の囁きというものです。

 

でも、そのときに、本能が叫びだします

どうしてもここがいいの!!
理想どころかそれを超える大胆な間取り。
希望価格にドンピシャ。
駐車場のつくりといい、
駅までの距離といい、町並みというか、
ともかく立地が素晴らしいの!
同じ建物を仮に建てたとしても、
立地だけは望み通りの場所というわけには行かない。
この家は、どうしても、手放したくない。
ここに住みたい!!
ここを終(つい)の棲み家にしたい!

 

できる調査はしましたが

で、前記のように購入希望者側でできるチェックのすべてを終えて
業者サイドにも、特段の、問題点は発見できなかったとします。

ですが、

それでも、直観がイエスと言わない!!

 

私ならこの時点で、その物件を見なかったことにして忘れます。

直観重視なので。

 

でも、これを逃したら二度と手に入らなそう、とまで思いつめてる建物を、そうやすやすと、しかも、実態の不確かな直観の導きに従って諦めるのは、絶対イヤなのですよね。

 

ならば、買ってしまえばよいのに。と思いますが。
それも心配なのですよね。

 

では、どうするか

 

静観することをお薦めします

 

おそらく、いろんな意味で興奮して気分も舞い上がっています

家に対しても、仲介業者に対しても、冷静な判断ができていないかもしれません。

よって、数日、冷却期間を置いてみるのはどうですか。

 

 

ですが、冷却期間をおきたいと思っても、ほとんどの場合、契約は急がされることが多いようです。

ま、実際に、家主さんは早く売ってケリを付けたいと思っていることが多いし、購入者も、どうせ買うなら早く買って早く新居に引っ越したいと思うものですから当たり前のことではあるのですが。

 

仲介業者はたぶんいろんな理由を並べ立てきますが、

それは本当のことかもしれませんし、そうではないかもしれません。

 

購入希望者は、それを含めて、仲介会社、担当者について信用できないと思っています。

 

信用できない仲介業者である。よって、将来そのことによって、不利益を被る恐れがあるかもしれない。

 

 

何を心配しているのか

つまり、

隠れた瑕疵(地盤がゆるゆるで震度3で倒壊の恐れあり、とか。白蟻の被害で明日にも床が落ちる危険があるとか)のある物件を売りつけられる

相場よりかなり高く買わせられる

こちらが素人だと思って、将来問題の出そうな物件であるのにそのことを教えない(実は建替えのできない土地であるとか)

お金を支払っても自分のものにならない(司法書士は先方が指定するらしい)
売り主と組んで、こちらではわからない悪徳行為をする

売り主というのが詐欺師であって登記上は自分のものになったとしても、真実の所有権は取得できない。

問題ある土地であるのに、正直にそれを告げてくれない

司法書士と組んで、法外な登記費用を請求してくる

現在抵当権がついているので(決済時に同時に抹消される予定)同時に抹消するといいながら、実は、抵当権がついたままの所有権を移転される

二重売買をされる

などなど。(あとは省略)

一言で言うならば、すべてが心配なのです。

 

当たり前といえば当たり前の心配なのです。が、そのような心配をさせてしまう時点で、仲介業者との関係は明らかに破綻しています

破綻というより、最初から、ということなので、良い関係を結ぶことができないまま終わるということです。

実際、ニュースになるような悪い仲介業者はいますから。

 

上記に上げた心配ごとは、実に当たり前の心配ですが、これらを予めこのように具体的に想定して、質問できる人は少ないです。ある程度の知識のある人にしか出せない質問です。

なので、

「なにか質問がありますか。」と聞かれても、こうしたことに不慣れは人は自分の不安を正確に言葉にすることはできません。

(多くの人は一生の内、1回か、2回位しか家を買いません。なので、仕事でしていない限り、一生不慣れなままといってもいいです。そのために、プロがいます)

専門家ではないので、
漠然とした不安というかたちでしか
本人は認識できないのですね。

この部分をまとめて、「なんだか信用できない」という結論が導き出されているわけです。

 

何事にも相性というのがありますから、その仲介業者が悪いというわけではないかもしれません。たまたま何度か約束を守れなかったり、新しい名刺の持ち合わせがなかっただけかもしれません。

ですが、塵も積もれば山となるというように、一つだけなら許せるものを2回も3回もとなったら、微妙かもしれません。

または、そもそも初対面時から不信感を抱いてしまったのかもしれません。このあたりは詳しい経緯を確認してないので、憶測に過ぎませんが。

 

ですが、

 

まとめます

土地付き建物という高額な買い物をするにあたって、私なら、その業者さんからは買いません。

どんなに物件が気に入っていたとしても、その仲介業者相手にいろいろと心配したり、契約したあとでも、ああでもない、こうでもない、とはてしなく心配不安を引きずることは目に見えています。

そのような心配の果てに手に入れた建物は、いま、目に映る輝きを失ってしまうのではないでしょうか?

いつか破綻がくるのでは、と思いながら理想の家に住むことは難しいのではないでしょうか

 

いっそ、騙されてもいいから買ってしまう

静観することも無理、諦めることも困難ならば、いっそ、覚悟して買ってしまうしかないかもです。

生活設計に問題を生じさせるような価格でなければ、つまり、購入希望者さんにとってポケットマネーで買えるような値段なのであれば、仲介業者がどうのと言ってる間に、契約してしまったらどうでしょうか。

万が一のことがあったとしても、すこし高い授業料を支払ったと思って、そうすればお金を失っても明日への精神的な糧(かて)にはなります。失敗から学べることは多いです。

 

 

さて、どうする?

 

 

 

 

業者への不信感 と 建物への執着

 

 

 

 

を天秤にかけてもなお

答えがでないのであれば、

 

 

日にちに余裕があるのなら、しばらく静観するのがベストと思います。

日が経過するにつれて、物事は、どんどん変わっていきます。

 

たとえば、仲介業者の悪事が露見したり、建物の問題が発覚したり、

ほんの数日、冷却期間を置いただけで、物事は再び流れ出すようになります

 

その期間さえも置けないと言われたら、やめたほうがいいと思いますが。

 

でも、ここまできても納得できないのなら、
やはりコイントス!

何ならじゃんけんでもよし。

片岡 えり子

千葉県茂原市の司法書士・行政書士です。お客様の、本音のニーズに応えられるような仕事を展開したいと思っています。 ご実家の土地の相続登記が終わってない、ローンを完済しているのにその登記を行っていない、昔、親が買った隣の土地の名義を変えてない、という状況の方は、お気軽にご相談ください。司法書士経験20年超のプロが、問題を解決いたします。お問い合わせは全国対応の片岡えり子事務所までどうぞ。女性スタッフによる丁寧な説明ときめ細やかな対応に定評があります。